こんばんは、今日は午後、隣町の複合商業施設にうなのデビュー靴を買いに行ってきましたおむこんです。そうしてベビーシューズ売り場を覗いて、一番小さいサイズが12センチなのだと知りました。でも買ったのは若干ゆったりの12.5センチでしたけどね。
で、午前中には、ハス嬢が先に読んで、「面白いから読んでみ♪」としばらく前に勧められ、ちょっと前にふと読み始めたら確かに面白く、ちょこまかと読み進めていた小説『夢をかなえるゾウ』を一気に読破し(ガネーシャの教えを乞う)た。やっぱり面白かった。
要は主人公の平凡な(でもそれなりの一流企業には勤めてるっぽい)サラリーマンくんのところにふと訪れたインド生まれなのに大阪弁を喋る非常に人間くさい神様(姿は象の置物)ガネーシャが彼に毎日一つずつ課題を出していくことでだんだん彼が変わっていき…という物語。その神様ガネーシャの正論なんだけど、そのアクの強い感じの大阪弁は時に松っちゃんぽく、時にキム兄っぽく、故にすごく会話のテンポが良くてサクサク読めちゃうので、僕の中ではすごく敷居を低くした道徳的な自己啓発本という分類に落ち着いた。でも昔から伝えられている黄金律をこれだけわかりやすく話にまとめられるってのは筆者のすごい才能だと思う。難しいことを難しく語るのは難しいことではないけど、難しいことを簡単な言い回しでわかりやすく“訳し”て語るのは非常に難しいことだから。なにげにこれ、僕の理想だったりします。
とはいえ、読みやすいとはいえ、通して読んでいると説教くささはどうしても漂ってくるし、何ヶ所かに「あなたもガネーシャとの約束を必ず守ってください」的なただし書きのページがあって、それは正直ひいてしまった面もあるけど、本編のラストシーンと最後のガネーシャのセリフのあまりの清々しさに免じてもいいかなって読み終えた後は思ったりもした。そのくらい読後感は爽やかな一冊だった。それに、ガネーシャの沢山の教えの中にはいくつも僕が大事にしているものとシンクロしてきた部分もあったし、うん、いい本だった(笑)。
でもマジで、俺がもし会社の中で偉い立場に立つことがあれば、新人さんにはまずこの本を読んでもらってもいいかなって、ま、転職されちゃう可能性も上がっちゃうけど(笑)。
- 作者: 水野敬也
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2007/08/11
- メディア: 単行本
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