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僕の大事にしている言葉に、ACミランなどで活躍した世界屈指のFW、サッカーの元ウクライナ代表のアンドリーシェフチェンコが何故そんなにゴールを決められるのかというインタビューに答えた「私はシュートの技術が優れているわけではない。ただ、誰よりもシュートの準備をしているんだ。」という言葉。特に仕事において、すごく大切にしている言葉。

その彼の母国、ウクライナに何発もミサイルが撃ち込まれ、さすがに簡単には始まらないだろうと思っていた戦争が、いともあっさり始まってしまい、民間人の犠牲が出たり、地下鉄の駅が防空壕になったり、たくさんの苦しみや悲しみがこの先待ち受けてしまうのかと思ったら、とてもやるせない。

事情はわからない。当事者ではないから。ロシアにもそこまでの理由があるのかもしれないし、ウクライナにもしかり。ただ、それはあくまでも一部の人間の事情で、どちらの国民の大多数も、その『理由』にはおそらく関係のない、普通の人々。でも戦争が起きてしまうと、犠牲になるのは彼らであるし、なんなら否応なしに当事者の方に巻き込まれていってしまうのだろうし。

実際に口火が切られてしまったのだから、もう止められないのかもしれない。でも、世界の皆で止めたいと思えば、両国の、そして周辺国の、『普通の』人々が、悲しみや苦しみにさらされることを、止められないのだろうか。この空の遥か向こうで、今もミサイルが飛んでいることは、信じたくないけど、現実なんだね。