げひらの草子

おむこんです。じわじわきてくれれば幸いです。ねえ聞いて、言葉は無限、だったらダジャレもきっと無限。(本文の内容とタイトルはあまり関係ないことが多いです)。『うたしりとり』は、「俺はググらない!」という鉄のルールがあります。故に力を貸してください。タイトル、うたしりとりの既出はブログ内検索(プロフィールの下の「記事を検索」)で調べられます。

以前、英和辞典で[service]という単語をひいたら[精一杯努力すること]と書いてあって、僕はこの単語が大好きになって。そして昨日すばらしく行われた教授(仮称)の結婚式、友人代表のスピーチと友人たちとの余興を仰せつかった僕は、それからの時間でserviceをして、練り、打ち合わせ、練り直し、そして泣く泣くはしょり、ある程度のものを練り上げた自負はある。教授は俺の中で、親友の中の親友で、その門出へのはなむけなのだから、半端なことはしたくなかったし、できる限りのことをしてあげたかったんだ。
その余興というのは、大学時代のでかい思い出のひとつ、教授や仲本(仮称)、枝さん(仮称)、ダッチ(仮称)たちが結成したバンドに俺が歌で参加させてもらった、ユニコーンコピーバンド『しりこーん』の再結成(?)で、さすがにドラムセットは無理にしても、できるだけ楽器は持ち込んでやろうよということで、みんな遠路はるばる楽器を持ち寄り、今回はスペシャルメンバーのコーラス&鳴り物&寸劇担当の万馬(仮称)とクルーン(仮称)も加えて、何年経っても気持ちのいい仲本のベース、何年経っても我が道を行ってくれるダッチのパーカッショニング、ハートウォーミングなコーラス隊、そして枝さんの泣かせのギターと、奥さんにも内緒でこそこそ練習しててもらい、サプライズで参加してもらった教授の泣きのギターに乗せて、これは本番まで教授にも内緒にしてあった結婚おめでとうヴァージョンの歌詞の♪すばらしい日々♪を披露することができて。サイコーだった。ほんのなりゆきであのバンドに参加させてもらえた10年前の俺のラッキーさを抱き締めてあげたかった。そしてそれぞれのパートを忙しい中でしっかりバッチリにしてきてくれた皆も抱き締めてあげたかった…ので、こいつらはまとめて抱き締めた(笑)。
しかし、スピーチは緊張したよ。ホント、それまではおいしそうな料理が何皿も出てきていたのに、ほとんど何もノドを通らないくらい緊張した。いやマジで。容赦なく飛び交うバカ話の中でも軽く心配されちゃくくらいの『テンパり加減』だったから。でももちろん本番は相当緊張したけど、一生懸命盛り上げて僕の背中を押して、そして僕がスピーチの中に散りばめた『クスッとでもいいからここで笑ってくださいねスポット』でことごとくゲラゲラッと笑ってくれた愛しき親友達の優しい心に、俺も泣きそうだった。でもそのおかげもあって、前代未聞っぽかったであろう僕のスピーチもなんとか自分でも及第点を与えてもいいくらいの出来にできたと思う。よかった。
そしてすごく二人が『心でもてなすこと』にものすごく重点を置いたのであろう披露宴もたけなわになっての新郎・教授のスピーチ、それがまったく『言わされてる感』のない、心からの自然な言葉で、すごく胸に響くいいスピーチで泣きそうになってたら、教授はもっと泣きそうだった。
奥さん(仮称)のお友達のスピーチや余興、教授の愉快な幼馴染みコンビに便乗させてもらった新郎胴上げ、みな優しい目をされて語りかけておられた先人様達のご挨拶、二人をずっと見守ってきたご家族のあたたかさ。そういったものがぽかぽかとにじみ出ていた間違いなく俺の人生でベストワン、オンリーワンの式だった。うん。

 昨日はそのままダラダラと結局五次会まで飲み続け、軽い寝不足の不思議なテンション同士のままバカどもとお互いに別れを惜しみつつハグをして解散。
 そしてクルーンとひさびさの富士山約半周ドライブをしながら昨日のことや、これからのことをあーだこーだと話し、そんなこんなで時は過ぎてクルーンの電車の時間に送り、ひとり高速で帰り道、ここちいい疲労感とかれたノド、切ない感じと達成感、そんなさまざまな感情が、通い慣れた高速の流れる景色ともシンクロして、うっかり大学卒業の時に、当時大好きだった彼女と遠距離になってしまうことがあまりにも悲しくてめそめそしながら帰省したあの時の感情がフラッシュバックしてきて、心がきゅっと絞められて。もう病院でじいちゃんにお礼を言ってほろり、帰宅して引き出物をあけてみてその心のこもり方にほろり。ほろりほろりで日が暮れて。でもホント、あまりに鮮烈で間違いなく記憶に残る二日間だったよ。マジ。
 そして、この時を一緒に過ごせた愛すべき、ハードゲイなりきり選手権で盛り上がれる、AV男優の名前がほとんど頭にインプットされてる、161キロ出したのに適当にあしらわれる、でもボソッと破壊力抜群のひとことを投下する、夜の街に繰り出した途端にナビゲーション機能がはたらく、いつでも笑いの神を呼べるバカども。オマエラ一生もんだからな!プロミス!
そして教授、プレゼントした友人代表のスピーチの時の原稿と余興の替え歌のカンペのスケッチブックを今朝も大事に持っててくれたの、心からすごく嬉しかったよ。本当にいい式だった。あれは間違いなくおまえさんの人徳だから。そこは誇っていいと思うぜ。そして、おまえさんとは永遠ものだから、ヨロシク!明るく楽しく末長く!

そして、強烈に結婚願望に油が注がれてしまった僕にどうか愛の手を!(笑)

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ