いやあ、残念でならないとしか言いようがないです。
本当に残念。きっと今夜はさまざまな見方のブログが波乱の結びの一番後の座布団よろしく乱れ飛ぶと思うんだけど、僕の中では永遠の大横綱、そしてレジェンドの朝青龍 の突然の引退はどう考えても残念でならないおむこんです。
まあ実際問題、今回の騒動のきっかけになった暴行事件騒動は被害者から示談書が出たりして、解決の方向に向かっていた気がするから、ここにきて急に何か他の“ヤバい”ネタが出て来そうだったのかも。そうなると、朝はいつものことかと読み流していた、朝刊の週刊誌の広告の中の見出しの『まだあった朝青龍、女性ホステスを凌〇』的な記事の信憑性ももしかしたら上がる?まあそれなりには真相も明らかになるかもだけどね。
確かに『品格』というはかりにかけてしまうと、朝青龍という人間はすべての力士の規範たるべく横綱としてははみ出てしまう部分も多かったかもしれない。言葉遣いを含めた土俵外での態度、また、土俵上でも勝負が決した後での気持ちが有り余ってしまっての“とどめの一撃”とか、直前の場所で土をつけられた悔しさがつい出てしまった豊ノ島などへの“かわいがり”とか、挙げたらきりがないくらい並べられると思う。もっとも朝青龍LOVEな俺でさえこれだけ並べちゃうんだから、逆の立場の人ならそれだけで、2、3ヶ月はブログが書けるのではないか?とも思っちゃう。
でもね、でもね、なんか(おそらく今後は土俵から解き放たれたドルゴルスレン・ダグワドルジさんがきっとまたトラブルを起こすに違いないと思っているので、それを前提として話しますが)これで朝青龍ただのワル横綱として世間の記憶に残ってしまうのだとしたら、それこそ残念でならない。朝青龍は“晩年”こそはあまり稽古をしなくなったみたいだけど、一気に番付を駆け上がっていった時には、弟弟子たちでさえこなせない量と質の稽古を積み、若貴後の相撲界をかなりの時間一人で引っ張ってきたのは間違いない。良かれあしかれ話題も振りまきながら。でも本当に強かったもん。っていうか、今でも相当強いもん。そして子供には優しかったり、世話になった人にはちゃんと礼節を尽くしたり、そういう面もしっかり持っていた人だったと思うし。ファンも大切にしていたし、個人的には国民栄誉賞をあげてもいいよと思う。
ただ、ただでさえ今や週末か祝日にしか満員御礼の札が下がらない本場所の客足はまた遠のくんじゃないかな?白鵬は(朝青龍の次には)強いけど、それを脅かす有望な力士は見当たらないし、相変わらず大関陣も不甲斐なさたっぷりだし。
まあそれはせっかく若返った理事会で話し合って頂くとして、アスリートとしての朝青龍は絶対にまだできるから、K-1なりプロレスなりの格闘技に行くなら応援したいし、逆にちゃんこダイニング若のオーナーさんみたいにアメフトとかに挑戦してもワクワクできそう。あまり親方姿とかが想像できないところが彼らしい気もするが、一升瓶と竹刀を持ってる画しか浮かんでこないんだもの。
いずれにしても僕にとっての偉大なレジェンドでした。まだまだできたと思うし、やらせてあげたかったけど、長い間お疲れ様でした。では貴方にこの曲を(タイトルだけ)捧げたいと思います。
小沢健二で♪強い気持ち・強い愛♪