げひらの草子

おむこんです。じわじわきてくれれば幸いです。ねえ聞いて、言葉は無限、だったらダジャレもきっと無限。(本文の内容とタイトルはあまり関係ないことが多いです)。『うたしりとり』は、「俺はググらない!」という鉄のルールがあります。故に力を貸してください。タイトル、うたしりとりの既出はブログ内検索(プロフィールの下の「記事を検索」)で調べられます。

駆け足新婚旅行記④グラナダ〜ミハス〜地中海リゾートマルベーリャ

さてさてもうスペイン滞在も四日目。今朝はアルハンブラ宮殿の見学時間の関係か、チェックアウトがゆっくりだったので、昨日買ったスペインチックなポストカードで何枚か式のお礼を兼ねてエアメールを書く。ホテルサライの朝食はやっぱりバイキングだったが、ちょっと塩っ気のあるチュロスとか、かなりおいしくてテンションもアップ。ただデザートのメロンはどう考えてもほんのり甘いだけのあまり熟してないウリだったけど。
そしてバスが出発。今日から現地日本語ガイドの方が新しい方(日本育ちのスペイン人女性)になり、そして現地スペイン人ガイド(法律で、4人以上のツアーには必ずつけないといけないとか…)もゴリゴリした男性の方が。しかしこのスペイン人ガイド、日本語ガイドの方は当たり前だけどしっかりした知識をもって丁寧に感じ良く説明してくださるのに対し、ほとんど何もしない。現地のミニトリビアを補足してくれるわけでもなく、陽気に旅を盛り上げてくれるわけでもなく、ただ同行してるだけ。いい仕事だなあって思うけど、そのへんも実にスペイン人らしい感じもする。ま、失業対策らしいけど。なんせ添乗員さんの口癖が「スペイン人にはあ・うんの呼吸、人の気持ちを察するという感情が一切ありません」だからね。でもそれは冷酷ってことではもちろんなくて、打てば暖かく響いてくれるし、わからないことも、こちらが“きちんと”きょとんとすれば相手ももう少し丁寧に言い直してくれるし、こっちがはっきり主張することが大事で。それにだいたい立ち寄った店の人は日本語の単語は一言二言はご存知で、それはジャパンマネーってこともあ
るのかもしれないが、だいぶ親日的でいてくれるのだとも思う。だからハイテンションで挑んで(?)いけば、こんなに楽しい国はないよ。みんないい笑顔しながら暮らしてるしさ。
んで、今日はまずアルハンブラ宮殿。まずは本殿(?)の見学時間に余裕があったので、すぐ周りのフェナリーフェという美しい庭園を見学。色とりどりの花と緑と、小径と噴水と池と。昔の王様も愛でたであろう景色は今も充分美しく、どこから切ってもポストカードになりそうだった。
アルハンブラ宮殿は、本当に壁や天井の装飾が細かく、いちいち美しかった。スペインの美しい街たちが、その美しさと地理的な意味でいろんな文化の支配を受けた深い複雑な歴史が生み出した産物は、それはそれとして美しかった。皆も一生に一度は行ってみるべきか、と。
で、お昼にガスパチョ(冷たいトマトのスープ)と鱈らしき魚の焼きものをいただき、口当たりの甘いアルハンブラビールを頂く。濃厚。
そして一気に山道を下り、地中海リゾートの世界へ。で、そこからちょこっと登って白き村ミハスへ。ここは建物がみんな(避暑の意味もあって)白塗りで、とても景観の美しい村。名物の小さな闘牛場を見たり、革製品をちょっと値切って(おにーさん曰く)「ビンボープライス♪」で売ってもらったり。でも完全に観光地。店によっては完全に日本人にターゲットを絞った商売をしてて、逆にちょっと引いちゃった。
んで、宿泊はベッカムやダイアナ妃、アラブの石油王や、もともとはレアルマドリードのGKだったというフリオイグレシアスなど、世界のセレブが愛するというまさに地中海リゾッチャ、マルベーリャ市のホテルアンダルシアプラザにチェックイン。部屋は大理石っぽい床で、まどを開ければ吹き込むさわやかな海風、眼下に広がる青いプール、もちろん向こうには地中海。まさにリゾート気分満点。
そしてハス嬢とふたり、海辺に出掛けて愛を再確認、みたいな(笑)。
ま、このホテルの中にあるカジノであっさり50ユーロすって、ハス嬢の白い視線も再確認、みたいなみたいな……。