げひらの草子

おむこんです。じわじわきてくれれば幸いです。ねえ聞いて、言葉は無限、だったらダジャレもきっと無限。(本文の内容とタイトルはあまり関係ないことが多いです)。『うたしりとり』は、「俺はググらない!」という鉄のルールがあります。故に力を貸してください。タイトル、うたしりとりの既出はブログ内検索(プロフィールの下の「記事を検索」)で調べられます。

駆け足新婚旅行記③マドリード、AVE、ゴルトバ、グラナダ

三日目、若干早めに起床して、なんだかんだと買い物をしてふくらむ一方の荷物をスーツケースにつめこむ。衣類圧縮袋の威力と、ホントに閉める時にスーツケースの上に乗っかって、全体重をかける作戦がいかに有効であるかを学ぶ。
そして朝八時に出発。といいつつ、スペインは夏時間の終盤である(ちなみに今の時差は7時間)ため、まだ少し薄暗い。とりあえずバスでAVEの駅へ。
そうなんです。ここが俺的には今回のツアーの一番の見所ともいうべき、スペイン超特急、スペイン新幹線AVE。まずダイヤグラム通りに運行されることのないというスペインの鉄道の中にあって、五分遅れたら料金払い戻し、という鉄のルールが存在する、TGVの遺伝子を受け継いだ新幹線AVE。しかも今回はビジネスクラスといういわゆるグリーン車のティケットだったため、亜熱帯の植物園みたいな素敵な雰囲気の駅の中でも、専用のステキなラウンジがあって、ゆったり発車を待てて。そしたらラウンジのテレビではクレヨンしんちゃん…やっぱ日本のアニメはこっちで人気なのね♪
そしてはしゃいで数枚アヴェちゃんと写真を撮って、乗り込むと、定刻にすすっと発車。やっぱり新婚旅行でTGVに乗った教授夫妻(仮称)は「乗り心地は正直ちょっと…」って言ってたんだけど、非常に快適な乗り心地で、軽食(っていってもガッツリ)のサーブまであって、とっても素敵な時間だった。でもだんだん窓の外が、一面のオリーブ畑になってきて、名残惜しくもアヴェはゴルドバに到着。トレドもそうだったけど、世界遺産になるくらいの素敵な街は、いろいろな宗教に“所有”されてきた歴史があって、ゴルドバにもいろいろな文化の影響を受けた橋やらモスクやら塔があって、その中にもいろいろな宗教画があって、複雑な歴史の中で生み出された少し陰のある素晴らしい芸術が感じられた。そして昼飯はオックステール…味は正直ズバリコンビーフだった(笑)。
そしてやりすぎなくらいに一面に広がるオリーブ畑の中をバスで三時間ほど走り、今日の目的地グラナダに到着。この街も都会だけど、アルハンブラ宮殿もあるようにイスラムの影響が強く、ちょっと“バタくさい”感じでホテルも街並みも今までの都市の中で一番素敵な雰囲気で。そしてチェックイン後、夕食まで時間があったので、ツアーの皆さんと街に繰り出して、お買い物タイム。スペインの国旗とか、装飾品やアクセサリーとか、Tシャツとかポストカードとかをハシャいで購入。なんか雑多な観光地のおみやげやさんって感じでその“ゴチャゴチャ感”が楽しくて、ついつい買い物が進んでしまった。
…明日、スーツケースは無事閉じるだろうか…(笑)。