■

昨日は平穏に家族と眠れて、今朝は平穏に家族と起きた。

そのことが、なんとかけがえのないことなのだろうか。

テレビに映し出された、同じ長野県で起きた、他の各地でも起きた堤防決壊と、大規模な浸水。ありえない水位まである濁った水、屋根から救助を呼ぶ人々。ヘリコプター。わずか数十キロ離れた所での、現実。改めてこの台風の恐ろしさを思い知らされた。昨日の夜、ワイパーがまだ動いている車が都内で水没しかけていた映像を見た時のような、嫌な汗が流れる感じが再び。

そうしたら、ハス嬢の実家も床下浸水という連絡が来て、そちらはもう水が引いたとのことで、かあちゃんも自治体から避難指示が出て避難所に泊まったので何事もなかったが、とりあえず近くのスーパーに寄って食料を買って、ある程度通行止めも解除された高速で向かった。床下に風を通すために畳を上げた部屋に義兄ちゃんたちも集まり、あそこの川が溢れて庭から水が入ってと話を聞き、実際今朝かあちゃんが家に帰ってきて玄関のドアを開けたら中から水が出てきたという話を聞いてまた汗が。みんなで水の入った物置の中の物を運び出して、洗って、分類して、たまった泥水を追い出して。とはいえ、ニュースの中の大変な思いをされている皆さんを見るにつけ、まだ床下浸水で済んで良かったじゃない、と。これからまだまだ、むしろこれからが大変ですけど、踏ん張りましょう。