センセイ、去年より、なんか、Sっ気が確実に増してる…
私は悲鳴と嗚咽の中間くらいの呻き声がこぼれないように必死に耐えていたのです。
優しい声をかけながらも、いつまでも続く悪夢のような時間。
私はただ、ただ、涙をにじませながら、少しでも早く、この時間が過ぎ去ってくれることだけを願っていました。
「すごくキレイですよ」センセイは眼鏡を光らせながら、でも私の奥を求める。
やっと抜いてくれるのかと、懇願の眼差しで見つめる私の心を踏みつけるように、「はい、力を抜いて下さいね」とまた一気に…
「はい、十二指腸も問題ないですね〜♪」
です。胃カメラでした。今日。たぶん今までで一番時間かけてじっくりされました。なので艶話っぽく仕上げてみました。どう、ペンネーム『白い巨〇』さん?おむこんでした。むっふふ。