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　こんばんは、おむこんです。今日は父ちゃんのお通夜でそして納棺で。親戚の方とかご近所さんとか、わあわあ入り乱れて、悲しい席なんだけど、なんとなく劇団の舞台の上にいるようで。
　そんな大勢の人々に見守られてのお通夜、やっぱりお焼香の煙はなんだか必要以上に目にしみるし、お坊さんのお経も意味がなんとなく分かる一部分以外は軽いトランス状態みたいな不思議な気分になる。そしてみんなで父ちゃんをきれいな棺に移して足袋とか旅支度を整えてあげて、花で飾って、着ていた服や帽子や思い出をそばに置いて、いよいよ旅立ちの刻が近付いてきて、子どもたちの握る掌の力もぎゅっと強くなって。

　どうか明日の空が澄んでいますように。