しかし、番組をかじり聞いてる限りでは勝手に“若作りキャラ”だと思ってたKわべさんがまだ未成年だったってことの方が俺的にはショックだったのは置いといて、やっと読み終えましたよ。清水ミチコの本『私の10年日記』。いやー面白かった。基本的に好感を持ってる人の文章には(知り合い、有名人問わず)その好感に比例した楽しさが読めるものだけど、さすが人間観察が生業の(?)ミッちゃんのエッセイは面白かった。しかも思ってたよりも中身が凝縮していたのか、読み終わるまでに結構時間がかかった。ってこれは俺の速読(←若い頃は唯一の取り柄と言っていいほどだった。)がにぶってきたせいもあるかもしれないが(x_x;)。特にところどころの文末にさらりと「さすが。」とか「人生。」とか「エガちゃんが身にしみた。」とか、一言でまとめつつ、ちょっとおちょくるニュアンスが散りばめられてるの、好きですね。エッセイには軸にリアルがあるからどっぷりいけるんだよね。
まぁしかし、“清水ミチコ交遊録”はどこから切っても味わい深し、なのだが、ミッちゃん・藤井隆・YOUが集う『関根勤の話を聞く会』とか、平井堅・椎名林檎・三谷幸喜・一青窈・グッさん・CrystalKay(と母上)・ミッちゃんのカラオケ大会なんか多少の大枚はたいてでも盗み見てみたいし、藤井隆・西川貴教コンビにカラオケに誘われ(て、でも行かなかっ)た話とか、いかにも彼ららしいエピソードでかなりニヤニヤしてしまった。どのくらいニヤニヤしていたかというと、土曜のお昼の割と混雑している耳鼻科の待合室のソファーで、明らかに不自然なスペースが両隣にいつしかできてるくらい…ってほっといてくれ!(笑)
とはいえ面白いエッセイは僕の文章の糧にもなってくれるわけで、とりあえず今の僕は多少“清水ミチコ風味”になっております、と。ただし隠し味程度で。
- 作者: 清水ミチコ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2006/03/30
- メディア: 単行本
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