でもたどりつつ、この前本屋さんでパラパラっと最初の数ページを読んで思わず吹き出してしまい、その勢いで購入した巷で話題の本『生協の白石さん』を読んだ。
いやー、面白かった。生真面目なんだけどユーモアのセンスを併せ持っている生協の白石さんと農工大の学生たちのちょっとおかしな間接的ガチンコ勝負、ってな感じかな。最初はたぶんどんな幼稚で抽象的な質問にさえ実直に答えてくれる白石さんという人を「もっとチャカしてやれ」という感じで戦いを挑んで、見事に白石さんの懐と人間の大きさに完敗してしまう学生たち。確かに多くの人の感想と同じように、白石さんのまっすぐで暖かく、そして何より相手のことをまず第一に考えてのコメントの数々には本当に心が暖まる。こういう日常の隣にいる粋な人からは現代人は学ぶところが多いと思うよ。なので俺的にはかなりオススメです。俺と同じように、本屋さんで数ページパラパラとめくって一回でも「ぷっ♪」と吹き出した人は間違いなく買ってください。そうでない人も『白石さんが何を何より大切にしているのか』という視点で読んだらいい人生の経験値になると思うので。
- 作者: 白石昌則,東京農工大学の学生の皆さん
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/11/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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